2008年8月2日土曜日

羽生によれば

羽生善治氏は、「プロフェッショナルとは、いつも頭の片隅に自分がプロであるという意識をもっていることだろう」と語っているが、なるほどと思う。
逆から語れば、プロとしての生業をしているそのことが、常に頭から離れないのだろう。

哀しいような恐ろしいような話である。

話し相手を大事にする必要があるというわたしのコトバの裏には、そうでない人にまで気を使う必要はないということがある。
そこまでわれわれに奉仕する必要はないのだ。
むしろ、まわりを大事な人たちで固めることが必要なのだろう。

わたし個人の意見、私見ではあるが、人はそれぞれ自分に関してのプロフェッショナルのだから、四六時中、自分を大切にしているがいいと思う。
そうすれば、「大切にする」ということの感触がわかってくるし、誰も彼も大切にはできないこともわかってくる。

大事な人を大事にしていればいいだけのことである。

大事でない人を大事にする必要はないし、大事にする振りも必要はない。


というわけで、今宵は誰と出会うやら、そんなふうなことを、いま考えている。

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