あの200勝
野球自体は、何の意味もないお遊びに過ぎないが、それに賭けて行う選手にはきらめきがある。
つまり、あまりにも繰り返し述べてきたことだが、人生は無駄に過ぎている時間にすぎず、その無駄の中に何かを光らせる人がいるに過ぎない。
無駄を無為に過ごしていくか、道端の小石を光らせる差である。
本日、中日の山本昌投手(42)が、ナゴヤドームで巨人相手に1失点完投し、今季7勝目を挙げた。
この7勝目は、彼の通算200勝にあたり、それは、日本野球界、史上24人目の快挙に当たる。
42歳11カ月での到達は、2004年の工藤(当時巨人)の41歳3カ月を抜いて史上最年長の記録となった。
山本昌は日大藤沢高(神奈川)からドラフト5位で1984年に中日に入団。
88年8月の広島戦でプロ初勝利。
93、94、97年の3度、最多勝のタイトルを獲得。
06年9月の阪神戦では、41歳1カ月の史上最年長でノーヒットノーランを成し遂げた。
今季はリーグ記録に並ぶ21年連続勝利と、史上26人目の通算3000投球回も達成しているが、まことにもって、たいしたものだと思う。
あえて重ねるが、人生は無意味なものだが、その無意味なものをこのように輝かせることはできる。
山本昌投手に対しては、本当によかったな、と思う。
ラベル: 日常
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