危機と遊び
男の本当に熱中できるものは、危機と遊びだ、という風なことを開高健が書いたりしゃべったりしている。
また、旅のことを聞かれて「ここではないどこかへ行きたかった」というように答えている。
この二つの内容が、酒と重なるように読めるならば、あなたは十分な酒飲みであるし、ある夜、あなたと酒をともにしたくも思う。
先日の土曜日の飲み会は楽しかったが、毎度のごとく、酒はわたしを物理的にも精神的にも知らない場所まで連れて行ってしまう。
挙句の果ては、この体たらく。
この循環は一生変わらぬものなのだろうか。
だとしてら、わたしと酒の付き合いはずいぶん冷たいものになったものだ。
「リテラシー」という言葉がある。
酒場であるとか、飲む相手であるとか、酒一般に関するリテラシーをわたしがさらに高潔に溜め込んでいけば、わたしと酒の関係は変わるのだろうか。
酒との関係を思うとき、わたしのなかに、なにか、薄ら寒い風が吹く。
ラベル: 日常
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