2009年6月19日金曜日

さらに「剣岳 点の記」

このところ連日、「剣岳」関係の放送がテレビを賑わす。
どこかの力が動いているのだろうか。

そのなかで、おもしろい発言がある。
試写を見た年配者から、あの場面はうまくCGが使ってありますね、とほめられるというのだ。

けれど、「剣岳」は実写にこだわった映画である。
指摘された部分もまた、実写である。

実写ではあるが、観客がCGとして眺めれば、それはCGに他ならないのではないだろうか。
それとも映画を観ることに長けた観客が見れば、実写のすばらしさを感じ取れるのだろうか。

どれだけ苦労して書き上げたものでも、お手軽に書いたと読者に見て取られたら、それはそれだけの話だろう。
作品が一人歩きするのは致し方ないものであるとはこのことなのか。

「剣岳 点の記」
実際に目にするつもりだが、そのときに実写である迫力のようなものが、わたしに伝わってくるかどうか。
もし、伝われば、それは作成者と観客との幸せな出会いというものだろう。

作品に求められるのはそういった幸せな出会いなのかもしれない。

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