おめでとう、木村一基
棋士番号222の木村一基八段が、今回の羽生善治に挑戦する棋聖戦第二局でタイトル戦初勝利をあげた。
「千駄ヶ谷の受け師」の異名を持つ木村さんらしいすばらしい受け勝ちだった。
木村さんは、2005年第18期竜王戦(対 渡辺明)、2008年第56期王座戦(対 羽生善治)とタイトルに挑戦したが、一勝も出来ず0-4,0-3で退けられた。
そのことで、タイトル戦では(つまり和服を着ては)一勝も出来ていないといわれていたが、それが9戦目にして今夜初勝利をあげた。
これが、何事かを成し遂げる人間のがんばりだ。
学ぶべきものだとしみじみ思った。
ただただ、ひたすら地道に進むことだけが、あるものに達する。
それが、唯一の道かもしれない。
わたしにないものだろうか。
情けないことだ。
いやいや、そう嘆いてばかりはいるまい。
それでもいいから、進んでみようではないか。
木村一基さんが、たとえ今期棋聖位を取れなくてもいい。
その生き方は、学ぶに値するし、見るに値する。
前を向いて胸を張って生きていたいものだ。
いいものを見せてもらった。
ありがたかった。
ラベル: 将棋
1 件のコメント:
木村さんよかったね。
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