2009年10月21日水曜日

吉田拓郎が語る

ラジオで吉田拓郎が加藤和彦を語っていた。

それは直接的に彼の死を悼むといったものではなく、彼になにを教えてもらったか、彼との間にどのようなことがあったか、そんなことをそれは陽気に語っていた。

イギリスのボブディランと呼ばれたドノバンのことや、ドノバンのギター奏法の音がコピーできなかったときに加藤和彦が「拓郎、あれはさ、ギブソンでないとでないんだよ」と教えてくれたこと。

そのあと、ギブソンのJ45を加藤和彦が持ってきてくれたこと、そのギターがJ45の中でも特別な音を出したこと。(このギターはものによって音が違うらしい)
そのギターをスタジオ録音のときに当時のギター引きたちが借りたがったこと。

音楽のことはよくわからないわたしだったが、始めて加藤和彦がどんな男だったか少しわかった。

それに加えて、安井かずみやニューヨークでのレコーディング、「結婚しようよ」の出来上がるまでの話をしてくれたが、こういう風に亡くなった人を語るのはいいなと思った。

亡くなってしまったらば、何でもかんでもただただ持ち上げてしまうマスコミを思えば、ずいぶん真っ当なオマージュではないか。

いい話だったぜ、拓郎!

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