アトランティスのこころ
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小説に文体があるように映画にも監督の貴重低音は共通に流れるもので、スコット・ヒックスの作品にはある落ち着きと少しの騒がしさがある。
そして、よく観ているとじんわりと泣けてくる部分がある。
それは、貴重低音の構成要素として人が生きていくことへの応援歌があるためかもしれない。
この映画もまた、生きていくうえで大事にしなければならないものが、外から見れば(他者の目で見れば)それほど大げさなものではないことがわかる。
その些細なものが大きな力となってくれるという秘密をぼくらは早くに忘れすぎたのかもしれない。
ラベル: 映画
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