2009年12月13日日曜日

少しお行儀が悪い

本屋をぶらりと歩いていると新書のコーナーで「自死という生き方」の新刊を見つける。
(写真は双葉社からの単行本)
単行本も売れていない本ではなかったが、新書版の新刊になるとは驚いた。
そこまでして人の目に触れさせるような本かどうか。

自死とは極めて主観的な問題でかように客観的を目指して本にするのも大人気ないと単行本に接したときも思っていた。

須原さんの行った自死と自死に関する考察を本にすることは別物ということをはっきりしておきたい。

「自殺であれ、自決であれ、自然死でないというだけで否定するのは、それはお行儀の悪いことだ」
「(他人の)主体的判断領域に属することに関して声高に肯定することも否定することも慎まなければならない」

上はともに須原一秀さんの書かれた言葉だ。
こう書かなければならないほどの雑音があったことは十分に想像できる。

それにしてもだ。
こうやってこれでもかと本にするのはどうだろう。
新書を見ながら「少しお行儀が悪い」とわたしには感じられた。

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