さらに小三治
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この話は、亡き枝雀師匠で繰り返し聞いていましたが、小三治のそれはまったく違っておりました。
お屋敷での植木職人とお屋敷のご主人のやり取りを驚くほど丁寧に描写していきます。
この描写の丁寧さがオウムネタである「青菜」の後半、長屋でお屋敷の真似をする所での爆笑につながっていくのですが、最大限のほめ方をすれば、一分の隙のない話の組み立てとなっておりました。
まあ、腰が抜けましたよ。
小三治は、今が旬です。
今というのは、まさに今。
演じるごとに彼はその前の高座を越える最高の芸を見せてくれます。
そう言いきってしまいたい気分です。
なんだか、小三治に出会えたそのことだけで、自分の人生が潤沢になっていくようです。
まあ、とにかく寄席なり独演会に足をお運びになってください。
とんでもないものをご覧になることになります。
恐るべし、小三治。
ラベル: 演芸
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