この世と関係ないもの
ときどき詩を読んだりする。
それは俳句であったり短歌であったりもする。
ものにもよるが、そういった韻文は時にこの世から離してくれる。
もちろん戻ってくるのは、この世だし、そういう韻文を読んだ後はこの世が、なおつらいときもある。
そのまま一年三万人以上の自殺者を抱えるこの日本で、最後尾についてしまえばいいのかもしれないが、残念ながらわたしの中に自殺願望は希薄だ。
言ってしまえば、消滅願望のほうが強い。
そして消滅した後もふわふわとこの世を漂っていたり、あの世へ行ったりできるのなら、悪くない話だとも思う。
そう思うわたしであることうを産土神さまはお叱りになるだろうか。
ところで、俳句には著作権がない。
歳時記が出せなくなってしまうからね。
そういうところも意外と好もしく思っているつむじ曲がりのわたしである。
道々に みかんの皮を こぼしゆく
日輪は 古びてまわり 年新た
ともに虚子だが、この虚子先生、夏目漱石や正岡子規がらみで目にする人だが、なかなかの人である。
ラベル: 日常
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