2009年6月25日木曜日

日常が非日常に変わるとき

このブログで再々取り上げるからわかっていらっしゃると思いますが、わたしは将棋が好きです。
みなさんにも好きなものがおありでしょう。
ただ、わたしの好きなものをあなたが理解できないようにあなたの好きなものをわたしも理解できないという不自由は生じているのでしょうが。

将棋とは双方が20枚の駒を持ち、その駒の属性に合わせて駒を動かすことにより、ああやったり、こうやったりしているうちに相手の王様を取ってゲームが終了するというゲームです。

そのゲームになぜに一生を賭ける人が出てくるのか、そこのところが興味深いのですが、将棋に限らず、一般に人は生活の糧のため日々同じことを繰り返します。
これを正確に言えば、人は日々同じことをしているように見えます。

ところが、やっている本人には同じことをしているようには感じないのですね。
そこが肝心。

日常が、非日常に変わるとき、その人の目に日常が、同じことが、違って見えてくるらしいのです。
逆から言えば、日常が同じように見え出したときには、すでにその世界からあなたが排除されたのです。

会うたびに違う彼女とでも申しましょうか。
将棋を指すたびに違う宇宙が見えるのでしょう。
文章を書くたびに違う宇宙が見えるのでしょう。

だからこそ、言わなければなるまいと思うのです。

ありきたりの毎日が非日常に変わるときが訪れる可能性を。

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